タイトルは少しわかりやすく、「国際結婚の子どもが」と書きましたが、正確には韓国では「多文化家庭」といいます。
これは、こんぶパンの住んでいる区から多文化家庭に配られた(申込者に)秋夕キットの一部です。
多文化家庭(다문화 가정)というのは、
韓国内に住んでいる国際結婚の家庭で、親のうち片方が韓国人で構成されている家庭
多文化家庭は国からの支援が色々あり、今回は「秋夕キット」をもらいました。
こんな屏風作りや、秋夕のお供えキット
ユンノリ(윷놀이:韓国の伝統的なすごろく)のセット
全員がもらえるわけではなく、申し込みをして抽選で当たればもらえます。
(松餅作りセット)
でも、今までもらえなかったことはないので、ほぼ申し込みをすればもらえると思います。
国際結婚する前は、「多文化家庭」の支援が何で必要なのかわかりませんでしたが…
(米粉と紫芋粉を混ぜてるとこ)
韓国で子育てをしてみて、その理由とありがたさを感じます。
こんぶパンは韓国に長く生活はしていますが、やはり身についてるのは日本文化です。
(松餅の中に入れるもの)
そのため家庭内の食べ物や遊び、習慣、考え方など、こんぶパンの子どもたちは両親が韓国人の子どもとは、(個々の違いとはまた違う)違いがあります。
それが、保育園や幼稚園に行った時に、知らず知らずのうちに出て、うまく遊べなかったり、誤解されたり、意外に知らないところで出てきます。
(松餅を丸めているところ)
こういう秋夕キットは何でもないようにみえて、子どもが先生や友達と遊ぶ時に共通理解している部分を増やすため、コミュニケーションも円滑になります。
もちろん、こんぶパンの家庭内でも何もしないわけではありませんが、文化の違いというのは、「お盆vs秋夕」のような明らかに見える違いより、その中にあるまだ誰からも気づかれていない隠れた違いの方が影響があったりします。
そんな隠れた違いをあぶり出してくれるきっかけをくれるのが、多文化支援から受け取っているものだったりするのです。
ちょっと今回は抽象的でわかりにくい日記かもしれませんが、韓国では「多文化支援」というのがあり、役に立ってますと話したかったです。
また、近くに外国から来て子育てをしているお母さんがいれば、何か手伝えることがあれば言ってくれと言われれば悪い気になる人はいないと思うので、ぜひ一言伝えるのもいいかと思います。
お母さんのためというよりは、その子どものためになると思います。