レベルテストを受ける
小学1年生の息子の友達が英語塾に通うというので、うちの息子も一緒に通うことにしました。
家の近くの英語塾はどこも「レベルテスト」というのをやって、それで入れるとか入れないとか決まります。
入れないこともあるというのがびっくりなのですが、今回息子が行くことになったのはABCDから教えてくれるクラスができたということで行くことにしました。
きっかけは息子の友達のお母さんから「一緒にどう?」と言われたのですが、もし息子が場面緘黙の症状がなければ断っていたかもしれません。
高いですから…基本、月30万ウォンは越えます。
場面緘黙の治療のために英語塾へ
でも、その友達というのは息子の大親友で、彼がいればどこに言ってもお喋りが簡単にできるという、母よりも不安を減らしてくれる存在なのです。
そのため、英語うんぬん、塾うんぬんというよりは、ひとつの治療のために通うことにしました。
レベルテストを受けた時は「絶対行かない!」と言っていましたが、いざ初回の授業を受ける時になると、友だちもいっしょなのでスムーズに教室に入っていきました。
そして、授業が終わって出てきた息子に感想を聞くと「おもしろかった!」と言ってくれたので本当に嬉しかったです。
韓国は塾通いが多いのが有名ですが、場面緘黙の症状があると、そもそも喋れないのと、知らない空間で新しい何かを始めるのが難しいので、塾通いは夢のまた夢でした。
ちなみに、「塾通い」と言うと勉強、勉強というイメージかもしれませんが、実際は友だちに会うために塾に行くという子どももかなりいます。
日本の放課後の部活という感じです。
そんなこんなで、息子も塾に通うこともできるようになり、とっても嬉しかったです。
英語の先生も場面緘黙の子に緊張する
ちなみに、場面緘黙について先生に言おうか迷いましたが…
息子はすでに喋れる可能性が高いと思ったのと、説明したことによって先生が意識しすぎてしまうかもという考えで、です。
ただ、先生も挨拶しても返事がなかったり当てても何も喋らなかったら傷ついたり誤解をされるだろうと思い、また息子も誤解を受ける立場になるのは嫌だろうと思い、初回の授業の前日に話をしておきました。
後から聞いた話ですが、息子の担当の先生は授業前とても緊張されたそうで(色々考えられたようです)、でも息子が普通に喋っていて何も問題はなかったと授業後に安心した様子で電話がありました。
もともと9人の定員のクラスですが、始まったばかりのクラスで息子と友だちを入れて3人でした。
それも、よかったようです。
少人数から次第に人数を増やしていくというのは場面緘黙の治療法の一つでもあるので、それが偶然にも英語教室の環境でできてしまったのでした。
しかも、英語なので英語を喋らないといけないのですが、誰よりも話せる友だちが横にいたので、それもスムーズにいきました。
自信になった英語塾
家に帰ってから宿題があるといい、パソコンやタブレットでする宿題なのですが、大きな声でリピートして録音する宿題もできました。
息子は家に帰って「前は通っていなかったけど、今は英語塾に通っているんだ~」と自信に満ちた表情と態度でした。
ちなみに、毎日50分授業で月曜から金曜日まで通って、1か月33万ウォンです。
毎日通う塾にしてはここら辺では安いほうですが、それでも1か月の出費としてはかなり大きいです。
でも、治療代だと思って様子をみつつ通わせてみる予定です。
※ちなみに、うちの息子は場面緘黙の症状は8~9割くらい改善している段階です。治療を初めて4年以上が経ちます。