ギャーーーーーーーー
お風呂場から娘の悲鳴が聞こえてきました。
その尋常ではない声に、何か生命の危機があるのかと思い、台所からぶっ飛んでいくと…
娘が食べていたチョコクッキーを口から吐きながら泣いていました。
お風呂場で娘が自分の大事なバレエの服をバスタブにお湯をためて足で踏み洗いしていたのですが、途中でお腹がすいたというので大好きなチョコクッキーを食べながら洗っていたのですが…
泣いていて叫ぶだけで、血が出ているわけでもなく、怪我をした様子でもないので安心しつつも、クッキーの残骸が下に落ちているのを見て、これは何か変なものでも入っていたのかと一瞬思いました。
すると、娘が虫が虫が~~~~!!!と
ギョ・・・・
娘は韓国語の方が楽なので、韓国語で話すことがほとんどですが「애벌레(エボルレ)」と言っていました。
辞書では「애벌레=幼虫」とか出てきますが、蝶になる前の体を這って動くような、そんな感じの虫のことを「애벌레(エボルレ)」といいます。
でも、お風呂場を探してもチョコクッキーが散乱してお湯に溶けてよくわかりません。
ひとまず、何かの見間違いだったろうと思い、きれいに洗って娘を安心させリビングに。
でも、その後も口の中を消毒してくれと言ったり、薬がほしいと言ったり。
あの「애벌레(エボルレ)」は家に帰ったのかな?蝶々さんになるのかな?と聞いてきたり。
食べ物を食べるたびに何か入っていないか確認する娘に、これは本当に虫が入っていたのかなと思い、ネットで「クッキーの商品名+애벌레(エボルレ)」と打ち検索しました。
すると、そのチョコクッキーから「애벌레(エボルレ)」が出てきたという記事が何件か…
あら…これは本当かも、と思いそのお菓子の会社に連絡することにしました。
ホームページでメッセージを送るところがあったので、ひとまず「子どもが言っていて私は見ていないのでわからないのですが…」と前置きをしたうえで、「製造ラインを一度確認した方がいいのではないでしょうか?」と送りました。
すると、翌日すぐにそのお菓子の会社から電話がありました。
女性の声でしたが、「お子様を驚かしてしまい申し訳ない」と謝られ、その上でこんなことを言われました。
・会社で資料はすでに持っている。(虫が入ることについての資料)
・自分もこの会社で働く前はそんなことあるものかと思っていたが、働いた後にそういうことはありうるということを知った。
・工場では200度くらいで作っているので、工場では入ってはいない。(心の中で本当!?と思いつつ)
・売り場で保管する時に、「애벌레(エボルレ)」は生命力が強いため、小さな隙間や包装をかじって中に入ることがある。(そうなの!?)
と言われました。
そして、子どものためにお詫びに安全なお菓子を送らせてほしいと言われました。
そんな説明を聞いて電話を切ったのはいいのですが、ひとつ疑問に残るのは…
「入ることもあるということで、それは仕方ない」ということ…ですよね。
この「クッキー幼虫事件」以降、子どもたちは買ったお菓子は食べないと言っていました。
お菓子を送ってくれるらしいと言いましたが、「絶対食べない!」と。
その後、もう一度娘に聞くと、「애벌레(エボルレ)」が3匹入っていたとのことです。
・・・
子どもたちの結論は、これからはお母さんが作ってくれるお菓子だけを食べる!とのことでした。
どのクッキーか気になると思いますが、実際に私が見たわけではないので、一応会社と商品名は伏せておきます。
家で作ったものが一番安全ですね。