【語呂合わせ】「これがくじらです!」
外国人がくじらの肉を指さして、これ何?と聞いています。
それに対して「これ、くじら!」と言っているイラストです。
ネイティブの発音
※くじら=고래[コレ/ゴレ]
【語呂ができるまで】韓国人は「これ」で「고래(くじら)」の語呂を作る
ー韓国の大学でー
こんぶパンは語呂が大好きで、韓国の大学でも日本語を教えていた時、韓国の大学生に語呂を作るという宿題を出していました。
そうすると、だいたい「これ」という単語の欄にくじらの絵を描いてきました。
同じ韓国語を使っている韓国人なので、思いつくものはだいたい似てるというのは当たり前かもしれませんが、結構びっくりしました。
そして、「これ」「それ」「あれ」のゴロはほとんどの学生がこんなふうに(↓)描いてきます。
「これ」は韓国語で「くじら」を描いてきますが、「それ」は韓国語で「まき貝だって」という絵を描いてきます。
まき貝は韓国語で「そら(소라)」と言い、「れ」は「~だって」という意味だからです。
「そら(소라)」の「ら(라)」が抜けていますが、それは語呂なのでざっとの音の感覚で作ってあります。
「あれ」は「下」を表現する絵を描いてきます。
「あれ」というのは韓国語で「下」という意味だからです。
日本人なら何を描くでしょうか?
「これ・それ・あれ」は韓国語で「イゴ(이것)・クゴ(그것)・チョゴ(저것)」です。
たぶん、「これ」は「囲碁」、「それ」は一番難しいですね。「あれ」は「チョコ」を描くんじゃないでしょうか?
「それ」に入るいいゴロがあれば教えてください!
ということで、こういうふうに韓国人のごろから逆に覚えるのも手かもしれません。
【バイリンガル育児】ハーフの子は何語を最初に話すのか?
こんぶパンには「ぱんパン」という子どもがいます。数日前、1歳になったばかりの男の子です。
「こんぶパン」と「わかめパンダ」の間に生まれたのが「ぱんパン」です。
「わかめパンダ」はこんぶパンの夫で「ぱんパン」の父です。韓国人です(パンダの恰好ですが)。
最近、私たちの話題は「ぱんパンは何語を先に話すのか?」でした。
ぱんパンに話しかける言葉は、こんぶパンは日本語、わかめパンダは韓国語です。そして夫婦の間では韓国語で話します。
私たちの予想では、ぱんパンは保育園にも行っているので、そこでは韓国語だし、韓国に住んでるし、きっと韓国語ではないかという予想をしていました。
ぱんパンは「あーあー」と言ったり「まんまんまんまん」と言ったりはしますが、なかなか言葉という言葉は話しませんでした。
でも、「まんまんまん」がそのうち「まんま(ご飯)」になったり、「おんま(韓国語でお母さん)」になるのかなと思っていました。
ところが!!!
話始めたのです!
最近、何かを指さして「ごれぇ?」「ごれぇ?」と言います。
これは!!「これ」ではありませんか!!!
お!日本語だ!!!
そういえば、私はご飯のことを「まんま」とは言わず「ご飯」と言っていたし、保育園でお母さんのことを「おんま」と教えられていたとは思いますが、私自身は使ったことなかったので、ぱんパンの中で一致しなかったのだと思います。
ということで、ぱんパンが初めて話した言葉(言葉と指し示すものが一致した言葉)は「これ」でした。
【言葉の勉強】意外に使うよ「これ」
こんなぱんパンを見ながら、よく考えてみると、こんぶパンがよく使ってたのって「これ」て言葉だったな…と思いました。
「これ」ってよく使うんだな~と改めて思いました。
日本語を教えていると、「これ・それ・あれ」の勉強の時って、結構みんなこんなの使わないとか簡単とかいいますが、どうもやっぱりよく使うし大事な言葉なんだと思います。
今度教える機会があれば、ぜひぱんパンの初言葉について話そうかと思ってます。
でも、ふと、あれ?教科書通りだな…、あれ?教科書って言葉を覚える、、そういう順でやっぱりできてるの?と思いました。
ということは、次は「それ」か?!
専門的なことはよくわかりませんが、とにかく「これ」が大事でよく使うということだけは確かです。
そんな「これ」を覚えたぱんパンですが、よく聞いてみると「ごれ」と言っています。
「くじら」は韓国語で「これ(고래)」ですが、じつは「これ」と発音するより「ごれ」と濁って発音した方がネイティブに近くなります。
ということは,
ぱんパンの「ごれぇ~」は日本語の「これ」でしょうか、韓国語の「これ(くじら:고래)」でしょうか…。
まだまだ、ぱんパンの言葉の成長が気になるこんぶパンでした。