実は今回の運動会はコロナ禍以降初めての運動会で、久しぶりの開催だったので小規模で行われました。
午前中は1~3年生、午後は4~6年生で、1年生の息子は午前中だけ運動会で、午後は授業でした。
保護者は今回は入れないということだったのですが、我が家からは運動場が丸見えなので、見ることができました。
あまりお見せできないのでここら辺で
1年生は個人リレーと障害物競走とくす玉割りがありました。
息子は運動神経がいい方なので、最近週2回くらいあったリレーの練習では1位や2位だったと喜びながら報告してくれていました。
これはいい自信になるかもしれないと、運動会のために靴を買いにいきました。
ずっと履いていたものは、もう小さくなってマジックテープも勝手に取れてしまうものだったので、走っても脱げにくいものにしました。
場面緘黙の息子にとって「自信」というのは何よりも不安を和らげる薬になります。
とても不思議なのですが「自信」がある時は、いつもは喋れない大人ともぺらぺらと、昨日までそうだったというように普通に喋る時があります。
といっても、年に1~2回でしょうか…
そのため、これはチャンス!と思い、これで少しでも喋れる力になれば、靴を買うお金なんて安いものだと思い買いにいきました。
さっそく靴屋さんに行って、ナイキとアディダスの靴屋を行き来しながら(この2つが近所にあるので)、履き比べて、息子が「これ!」というものを買ってあげました。
嬉しかったのか、家に帰るまでのまっすぐな道で何回も何回も走って練習していました。
そして、運動会当日。
息子は「ちょっとスタート失敗しちゃった」と後で教えてくれましたが、2位になりました。
とは、いってもゴールテープもなく、ただ走り切るというものなのですが、自分たちの中で何位だったとわかっているようです。
思っているほどの自信になったのかはわかりませんが、見えるか見えないかの小さな積み重ねがいつか「喋る」という大きな一歩になることを信じて。
韓国の小学校の運動会③へつづく。