久しぶりに天気もよく、土曜日に仁川の魚市場に行ってきました。
すぐ近くに船がつき、船が戻ってくる午後になると大きな鯛も2万ウォン(2千円くらい)という信じられない値段で売られています。
夫が行こうと言いだし、最初は乗り気ではなかったのですが、行ってみて本当に楽しかったです!!
その楽しさに、私の方が魚市場にハマってしまったかもしれません。
エビが4キロで2万ウォン(約2千円)で、2キロだけもらいました。
ただ、市場では何キロという言い方はせず、말という単位を使います。
辞書では「一斗のマス」と出てきます。
한 말が写真の入れ物で一杯のことで(エビの場合4キロです)、두 말なら二杯です。
私は한 말では多かったので、半分の반 말にしました(2キロ)。
本当はかき揚げにしようと思ったのですが、5月がエビの塩辛の漬け時ということで、さっそく家に帰ってエビの塩辛を作ることにしました。
エビの塩辛のレシピ(エビ1キロ分)
★分量や写真はエビ1キロ分です。
※これを2回繰り返して、2瓶作りました。
①エビを洗う
②エビではないものを取り除く(船からあがってきたばかりなので、他の魚や網など混ざっています。実はこれが一番大変な作業でした)
③塩を入れて混ぜる(塩分は20%で、エビ1キロに対して塩が200グラムです。)
※塩分は少ないよりは多い方がいいそうです。
※写真はなかったので普通のサラサラした塩を入れてますが、本当は数ミリくらいの大きさの粒粒の塩を入れます。
塩辛いのは使う時に水を入れたりすればいいので(韓国ではキムチを漬けるときに使ったり、鍋料理や茶わん蒸しなどの塩代わりに使ったりします)、腐らないことが大事なので少ないよりは多い方がいいそうです。
④焼酎や米のとぎ汁を入れたい場合は入れる
私はどちらも入れなかったのですが、他の人のレシピを見ると焼酎を入れる人が多かったです。
焼酎は生臭さを取るためと、瓶にエビを入れた時に、塩で水が出ますがそれが足りない場合もあるので、焼酎を入れるとエビがひたひたになるからのようです。
また、米のとぎ汁を入れることでドロッとした感じになって、水が出なくていいそうです。
⑤熱湯消毒した瓶に入れる。
⑥上に空気に触れないように、塩で蓋をする。
下の方は塩水につかっていますが、上の方はつかっていませんよね。
これを焼酎や米のとぎ汁を入れていたら、きちんと隙間が埋まるようです。
適当に入れるという人が多かったので、出来上がった感じからして、量はエビ1キロあたり200~400ccあたりではないかと思います。
⑦3か月から1年ほど涼しいところに置いておく。
私は1つは涼しい所に置いて、1つは冷蔵庫に入れて実験してみることにしました。
なんせ、初めて作るもので、色々試してみようと思います。
冬になったら、このエビの塩辛でキムチを漬けようと思います。
エビの塩辛を作ってわかったこと・疑問点
①作るのはとっても簡単!
簡単で安くてびっくりしました
②エビだけに選別するのが一苦労
きっと自分で売るなら、ここでの手間暇代を取りたいと思ってしまいますね。
③スーパーのエビの塩辛にエビじゃないもの入っている理由がわかった
韓国で売っているエビの塩辛で安くかったものは、カニや白いダンゴムシのようなものが入っている時があるけれど、それは選別する時に見落とすからのようです。
でも、あの白いダンゴムシのようなものは、何だろう??
④海をきれいにしたいと思った
ゴミを取り除くのも神経を使いました。
変なものが入っていてはいけないので入念に見たため、かなり肩がこって、目を閉じるとエビがパタパタする映像が流れるほど長時間見ました。
海を汚してはいけないなと改めて感じたのでした。
⑤エビの大きさが揃っている商品はどうやって揃えたの?
エビにいろんな大きさがありましたが、スーパーで売っているものは同じ大きさです。
しかも、小さくて大きさが揃っているものが多いです。
これは養殖とか?それとも、捕る時期?
まさか、1匹1匹同じ大きさを取り出しているわけではなさそうだけれど、どうやって揃えたのか気になりました。
⑥キムチ作りにスーパーのエビの塩辛ではおいしくできない
昔、キムチつくりの上手な保育園の園長先生に「作り方を教えてほしい!」といったら、材料で決まるとはっきりと言われました。
家にエビの塩辛はあると言ったら、「そんなものじゃ駄目よ~」と言われ見せてくれたのが、今回市場で買ってきて作ったエビの塩辛と同じものだったことに気づいたのです。
なるほど!これか~!!