ハングルの「ㄹ」は「r」です。
【覚え方】「ㄹ」はラクダが座っている姿に似ているから、ラクダの「r」
「ㄹ」はラクダが砂漠で、一休みして座っている姿に見えませんか?
だから、ラクダの「r」です。
ハングルには母音と子音がありますが、「ㄹ」は子音です。
子音というのはローマ字で書いたときの左側です。
ちなみに母音は右側です。
<子音と母音の見分け方>
例)「ま」ならローマ字で「ma」と書くので、子音は「m」で母音は「a」。
ハングルの「ㄹ」というのは、アルファベットで言うなら「r」に当たります。
「l」でもいいかもしれません。
ただ、英語の「r」や「l」の発音とは違うので注意が必要です。
【発音のコツ】「ㄹ」は巻き舌にしないのがコツ
「ㄹ」は「r」と書きましたが、発音は英語の「r」とは全く違います。
1. パッチムじゃない「ㄹ」:日本語の「らりるれろ」と同じ
パッチムではなく、普通に「ㄹ」がでてきたら、シンプルに日本語の「らりるれろ」と同じように発音します。
これを、英語の「r」のように、こもったような、巻き舌のようにするような発音をすると、ネイティブの発音から離れるので注意してください。
2. パッチムの「ㄹ」:音ではない
「ㄹ」はパッチムでも使われることがあります。
ちなみに、韓国語のパッチムというのは、英語で言うとこんな感じのものです。
<パッチムの何となくの雰囲気>
①「cat」の「t」とか、
②「dog」の「g」に当たるもの。
※英語とは発音など違いますが、韓国語にもこのようなものがあり、これをパッチム(받침)と呼びます。
「カルビ」の「ル」はパッチムの「ㄹ」
ところで、焼き肉屋さんで「カルビ」を注文したことはありますか?
「カルビ」は実は韓国語で「あばら」という意味なのですが、ハングルで「갈비」と書きます。
この小さい「ㄹ」がパッチムです。
アルファベットで書くなら、「가(ka)」「ㄹ(r)」「비(bi)」で「karbi」になりますね。
でも、このパッチムの「ㄹ」は日本語のように「ル」と発音しません。
英語のように難しい「r」の発音でもありません。
「カルビ」は韓国語は2文字
「カルビ」はハングルで「갈비」と書くように、2文字であって、3文字ではありません。
「カルビ」と言うより、「カビ」です。
そして、パッチムの「ㄹ」は音ではなく、音の切り方の形です。
「갈비」の場合「가」の音の切り方が「ㄹ」という意味を表します。
カルビで「ㄹ」パッチムを練習する方法
①「カビ」と10回言う
②ららららららららららと「ら」を10回言う
③「ら」の後でまた「ら」を言う直前で止める
④その時の舌の状態を確認する(上あご(口の中の鼻の下の方)に舌がついている)
⑤その止めた舌を「カビ」の「カ」の後でつける