エッセイ語呂 衣服

クローゼット=おっちゃん(옷장)③

(クローゼット=おっちゃん(옷장)②のつづき)

クローゼットの中の軍服は捨ててもいいのか

女軍人ママ友は小さいころから夢が軍人だったそうです。

そのため、子供ができても今の仕事をやめるつもりはないといい、育休をとりながら子育てをしています。

そして、軍人という職業に誇りを持っているママ友です(私が感じる限り)。

初めて会った時は職業なんて聞かないので知らなったのですが、第一印象はとても明るくサバサバしてるけど優しく、友だちになりたいな~と思っていました。

その後、軍人ということを聞いて、「あ~、なるほど!」と妙に納得したのを覚えています。

そんな女軍人ママ友に、わかパンの軍服を捨ててもいいのか聞いてみることにしました。

というのも…

わかパンから「軍服を捨ててもいい」と、クローゼットを整理中にメールが来たからです。

私は捨ててもいいかと聞くのは何か違和感&悪い気がしたので、「軍服もう着ないよね?」とメールをしていたのですが、その返信です。

どういう反応をするのか見たいという気持ちもあり、遠まわしに「着ないよね?」と聞いたのですが、意外にも「捨てていい」と返事がきたので、正直びっくりしました。

遠まわしでも、日本人の私がこんなこと聞いたら、怒るのかなとも思っていたからです。

それは、「韓国人=愛国」、「韓国の男の人=軍隊の思い出は大切」というイメージがあったからです。

韓国人男性のクローゼットはおっちゃんの思い出箱

そんなやりとりを女軍人ママ友に話すと…

「これから着ないだろうから捨ててもいいと思うけど…」と言いながら

「自分は軍人が夢でなりたくてなりたくて仕方なかったけど、兵役で軍隊に来る男の人の中にはやりたくなくて来る人もいるから。それが色んな意味で不憫で残念。だから、そんな自分だからこそ軍隊や国などについて、よく考えることがあるの」と熱く語りながら、軍服をどうするかについてのアドバイスをくれました。

①まず、捨てたとしても、もし戦争などで着ることがあったら、その時はその時なりに何かがあるだろうから困ることはないと思う。

②でも、軍服はこれを着て国を守っていた時があるという事実。今の韓国人は愛国心も薄れているし、この軍服を着て国を守っていたということを子供(ぱんパン)に見せるだけでも、何か考えさせるものがあるのではないか。子供(ぱんパン)が大きくなるまで取って置いてはどうか。

③②の考えがなかったとしても、軍服は韓国人の男の人にとっては思い出だから、とっておいてはどうか。

電話を切った後で、

「捨てちゃだめ」と即、送りました。

すると、わかパンからすぐに電話が…

わかパンは「何で?いいよ、捨てても。みんな(会社の人も)着ないって言ってるし」

そこでママ友の話をすると、それならそうしようと。

こんなやりとりの後…

クローゼットの中で軍服が目に入った時は、「韓国」という「国・くに・クニ!!」一色にしか見えなかったのですが、この瞬間、軍服がすっと「人っぽさ」のような何かに見えました。

それはちょっと不思議な感覚でした。

ぱんパンのクローゼットにはどんな服が…

その数日後…

朝起きると、ぱんパンが軍帽をカミカミしながら遊んでいました。

布団の近くに、まだ片付けてない服が入った袋があったのですが、軍帽がその中に入ってたらしいのです。

それを見つけて遊んでいたようです。

違和感と可愛さですぐに携帯で写真を撮りました。

あれ…

軍隊行くの?ぱんパン…。

いつか、ぱんパンのクローゼットも、お父さんのような「おっちゃん」の思い出箱になるのでしょうか…?

※1歳のぱんパンは今、日本と韓国と両方の国籍を持っていて、男の子の場合、18歳までにどちらかの国籍を選択し(放棄し)、韓国籍なら軍隊に行くことになります。

→と思っていましたが、数年前韓国では二重国籍保有が許可されたようです。でも、日本では許可されていないので、結局1つにしないといけないのは変わりませんが、年齢が日本の法律に従って22歳までとなりました。そして、韓国籍ならやはり軍隊にはいかないといけません。

17年後、お父さんの軍服を見てぱんパンは何を思うのでしょうか。

参考資料

ソウルにある日本領事館でこんなものをみつけました。

まさに、これです。

こんぶパン

インスタグラムも見に来てね♡

-エッセイ語呂, 衣服

© 2020 語呂で覚える韓国語 こんぶパン