【語呂合わせ①】母音のㅗはおにのオ
ハングルの「ㅗ」は日本語で「お(o)」です。
「ㅗ」が、おにのツノみたいですよね。
ツノツノ一本、赤鬼さん♪です。
ただ、書くときはツノのように上に来ることはなく、下に書きます。
고노도로모보소のようにです。
【語呂合わせ②】中指を立てて、お…
あまり、よろしくないかもしれませんが、もうひとつ語呂があるので一応紹介しておきます。
実際、韓国ではSNSなどでㅗと書くと、そういう意味があります。
ハングルの「ㅗ」は中指を立てる形に似ていますよね?
韓国人は冗談などでこの「ㅗ」をメールで送ったりします。
でも、それは男の子同士とか、仲がいい間だけです。
本気で送ったら、本当に「お」…になります。
知識として知っておく程度で紹介しているので、実際には使わないでくださいね。
※こんぶパンが韓国に行って間もない頃、韓国人の友達が韓国語の悪口(バカとかそういう類の)を教えてくれました。その友達はこう言っていました。教えるのはあまり喜ばしいことではないかもしれないけれど、実際に使う人はいて、こんぶパンに対して韓国語がわからないと思って、誰かが言ってくるかもしれない。そんな時にニコニコしてたらダメなんだよ。自分を守るためにも知っておくんだよ、と教えてくれました。サイト内でそんな韓国語も紹介しているのは、そんな理由からです。
【発音のコツ①】「おお」と2回言う
「ㅗ」の発音は「오(オ)」なら、「おお」と2回言うような気持ちで発音すると、自然に오(オ)の発音ができます。
2回言うといっても、「お、お」と区切って言うのではなく、「おおきい(大きい)」「おおい(多い)」「おおいた(大分)」というように、「お~きい」「お~い」「お~いた」と伸ばして発音する感覚です。
たとえば、イカは오징어(オジンオ)ですが「オオジンオ」、つまり「オ~ジンオ」というようにです。
実際には、日本語で「おお」というより若干短い感じですが、2回言う気持ちで発音すると、よりㅗに近い深い音になります。
日本語の「おお」が2拍なら、韓国語のㅗ(オ)は1.5拍くらいです。
自然と唇もすぼめて言えるようになります。
すると、自然に韓国語のㅗの発音になります。
カモ=오리(オリ)なら「オオリ」
道路=도로(トロ)なら「トオロ」
帽子=모자(モジャ)なら「モオジャ」
(チマ)チョゴリ=저고리(チョゴリ)なら「チョゴオリ」
という具合にです。
韓国語には日本語のように伸ばす音があまりないと言われますが、ㅗ(オ)やㅜ(ウ)、ㅛ(ヨ)やㅠ(ユ)は少し伸ばし気味に発音すると自然な発音になります。
【発音のコツ②】大玉のあめをなめて、口から出ないように「お」と言う
この「ㅗ」は日本語の「お」に近いと言われますが、かと言って全く同じ音ではありません。
日本語の「お」より、もっと深い音です。
大玉のあめを食べたことありますよね?
大きなあめが口の中に入っていて、口の中からあめをこぼさないように、「お」と言おうと思って発音してみてください。
それが韓国語の「ㅗ」の発音です。
大きなあめが口から出ないようにするためには、「お」と言うとき唇をすぼめますよね。
そして、大玉が入っているので、ほっぺたは若干ふくらんでいます。
これが韓国語の「ㅗ」です。
日本語の「お」は唇が少し外に反るのと、えくぼのできるほっぺたのところが少しくぼみますよね。
これは、韓国語の「ㅗ」と違う発音になってしまう原因です。
だから、大玉をなめて「お」と発音すると、ネイティブのような「ㅗ」になります。
【発音のコツ③】最初の文字がㅗなら濁点ありで発音してみる
道路は도로(トロ)ですが、単語の頭にㅗの音が来ているときは濁点で発音した方が、より自然に深い音になり、ㅗの発音が自然にできることがあります。
「トロ」と言った後に、「ドロ」と言ってみてください。
「ドロ」の方が深い音が出ていませんか?
それがㅗの音です。
実際、道路の도로は「トロ」より、「ドロ」と発音した方が自然にㅗの発音ができています。
コツ①と合わせると、「ドオロ」と発音すると通じやすくなります。
最初の文字が濁点でなくなるのは、ㄱㄷㅂㅈです。
つまり、고도보조です。
かといって、고도보조を覚える必要はありません。
ㅗが最初に来ている単語で、「何だか通じにくいな」「うまく発音できないな」という時、濁点にできる音なら濁点ありで発音してみると、うまくいくこともある…くらいで覚えておくといいと思います。