数日前、息子の小学校の運動会がありました。
学校前に売れていたタルゴナ(달고나)
一番驚いたことは、運動会の仕切りがイベント業者のプロの司会者とアシスタントのお兄さんだっということです。
校長先生の挨拶が終わると、「〇〇小学校のみんなこんにちは~!」という具合に知らないおじさんが登場。
「今日は僕が体育の先生だと思ってね~!」と子どもたちに言って、見事な司会進行で子どもたちをまとめていきました。
小学校の先生たちはとても楽ちんそうでした。
司会のおじさんが「先生方~、子どもたちをこっちに連れてきてくださいね~!」などと言いながら、どんどん進めていきました。
でも、先生たちも流れを把握していないのか、司会のおじさんが中盤あたりで「先生方~、2時間でこれ終わらせないといけないので協力してください~!」と声は丁寧で笑っていましたが、心の中はそうでもなさそうな感じでした。
そして、後半くらいからは、「先生方~、次の出番の子どもはこの位置まで来させてくださいね~!」と指示を出していたのですが、先生たちがどういうわけか動かず、結局は「僕は全てしますから~!子どもたちは僕が全て連れてきますから~!」と笑いながら言いつつ(でも怒りと呆れのような声にも聞こえ)テキパキと動いて仕切っていっていました。
最初はプロの司会者もいいなと思いましたが、先生たちもみんなお客さんのような感じになっているのが、果たしてこれでいいのかなと思いました。
サーカスに来た小学校の団体のような…
校長先生は「楽しい運動会を準備しています!」と運動会前に話されていましたが、このことだったのかなと思いつつ…
改めて、運動会の入場行進の練習や移動の練習の意味を考えてみました。
あれは面倒で意味ないのではと思っていましたが、そうでもないのかもしれません。
確かに、プロの業者さんが来ればスムーズにいきますが、それではみんなが作り上げている達成感もなく、どこか他人事なのかもしれません。
また、教室で見る先生とは違う面が見られるのも運動会のいいところだと思うのですが、そういう場面もなく、考えさせられる運動会でした。
韓国の小学校の運動会②につづく。