服以外にも
韓国の街を歩くと、ファッション以外にも
建物
看板
商品
など、目に入るものの色の感覚が、どう見ても幼稚でダサいです。
なんか原色っぽくて、品がなく見えます。
韓国人の色彩感覚
私は最初、韓国人の色彩感覚が劣っているのだと思っていました。
それか、ペンキとか着色する時の値段の関係でこんな色になっているのだと思っていました。
でも、住んでみると、韓国人はみなこの色に満足しているようです。
ということは、この色どりが素敵…ということです。
この色がいいのか~…、そっか~…。
この色合い、色の組み合わせ…これがベストな選択なのか~…。
そう思い、韓国で目に入る色に対し、これがいいんだ、ステキなんだ、きれいなんだ~!!!と思いながら見ることにしました。
そんなことを続けていたある日!
コンビニが15メートル先にありました。
そのコンビニを見た瞬間!!
き、きれ~~~い!!!!
いつもはとてもダサい色合いの商品が陳列されていたコンビニが、その日はものすごく綺麗で洗練されたコンビニに変わっていたのです!
でも、コンビニは昨日と同じです。
韓国の色を見る目
違うのは私の目です!。
毎日、この色はきれいきれい…と思い続けながら生活をした結果、私の目が韓国仕様になってしまったのです。
これ、本当の話なんですが、本当にぱっときれいに見えたんです。
美術の時間に明度と彩度って習いましたよね?
明度は白と黒の量で、彩度は鮮やかさの度合いみたいな曖昧なやつです。
それを見る感覚に似ています。
例えば、今目の前にある物を見てください。
その色の明度がどれくらいか見る目と、彩度がどれくらいか見る目って違いませんか?
明度と彩度自体がわからないという方は、明度は濁りのようなもので、彩度はまぶしさのようなものです。
その色にどれくらい濁りが入っていて、どれくらいまぶしさが入っているか見る時、それは同時にできないですよね。
それを切り替える感覚に似ています。
彩度を見る目(眩しい~という感じの目)にすると、韓国の色がそれはそれはきれいに見えたんです!
不思議体験…。
韓国の色は光色
韓国人の服も「おっ!」と思っても、きれいきれいと思って見ると本当にきれいに見えます。
韓国語で「色」は何個か単語があるのですが、その一つに「ビッカル (빛깔)」と言う単語があります。
「ビッ」というのは「光」という意味です。
「光の色」みたいなニュアンスです。
私の考えでは韓国人は色の中に光を見ていて、そのまぶしさの加減を利用してファッションやその他、色の組み合わせを考えているのだと思います。
韓国に行かれた際はぜひ、きれいきれいと思いながら、または彩度を見るようにして見てみてください。
もしかしたら、すごくきれいな世界が見えるかもしれません。
あ、でも私はまだ、おばちゃんたちのファッションはきれいに見えたことがありません。
注:変な宗教ではありません…。本当にそんな瞬間ってあるもんなんです。
♠おまけ:韓国の男性は軍隊に行きますが、そこで毒ガスの部屋に入るという訓練もするらしいです。
涙から鼻水から顔の穴という穴から全部出てくるらしいんですが、その時も毒ガスを受け入れてしまえば大丈夫だと話している人がいました。
韓国人の服や色が毒ガスではないですが、受け入れて見るという意味では感覚は似ている気がします。お試しあれ。