日本語で「遠く」は韓国語で「毛利(멀리)」です。
【覚え方】語呂合わせ「毛利さんが遠く宇宙へ行く」
1992年、こんぶパンが小学生の時、ずっとテレビでやっていたのが、宇宙飛行士の毛利さんのことでした。
宇宙飛行士になって、遠~く宇宙から中継したりするのを見ていて、かっこいいな~と思っていました。
そんな思い出から「遠く」は「毛利」さんを思い出します。
【発音のコツ】韓国の赤ちゃんのㄹパッチムは「伸ばし棒」
でも、「멀리」は「モルリ」でしょ?
「毛利」さんは「もうり」だし…、何か発音全然違うんじゃない?と思うかもしれません。
ところが!
韓国の赤ちゃんは「멀리」を「もうり」、正確に書くと「も~り」と発音します。
こんぶパンの子どものぱんパンは、うらやましいことにも日本語・韓国語のネイティブになろうとしています(現在2歳8か月)。
ぱんパンの韓国語の発音を観察すると、「こういうふうに韓国語の発音ってなっていくんだ~」と、とても不思議、かつためになります。
韓国の赤ちゃんにとっても、ㄹパッチムというのは難しい発音です。
どうやって発音するのかな~と思ってみてみると、だいたい伸ばし棒になっています。
「멀리」なら「も~り」、「빨리」なら「ぱ~り」という具合です。
でも、これは正確な発音と、そんなにかけ離れたものでもないんです。
特に、「멀리」の場合、ㄹパッチムの後にまたㄹから始まる「리」があります。
パッチムというのは音ではなく、音の切り方・止め方なので、「멀」は『「モ」の音を「上の歯の裏のちょっと上らへんに舌をつけてとめる」』ということです。
そして、「리」は「上の歯の裏のちょっと上らへん」から「リ」と音を出すことです。
そのため、「上の歯の裏のちょっと上らへん」に舌が当たっている時間が少し長くなります。
だから「も~り」となるのは結構自然な音なんです。
ちょっとネイティブの発音を聞いてみましょう。
ネイティブの発音
※遠く=멀리[モルリ]
「も~り」とも聞こえませんか?
ㄹパッチムを日本人は一生懸命「ルって音が出なきゃ!」と音を出すことに神経をつかいやすいです。
でも、実はパッチムは音ではないので、「も~り」のように力を抜いて伸ばしてみると、舌が少し緩んで感覚をつかめることもあります。
ぜひ、ㄹパッチムを韓国の赤ちゃんのように、伸ばし棒にして練習してみるやり方も取り入れてみてください。