拳は樹木(주먹)で鍛えろ!
日本語で「拳(こぶし)」は韓国語で「樹木(주먹)」です。
拳を樹木で鍛えているところです。
「じゅもく」の「く」は軽く、言うか言わないかの方が自然です。
※発音「주먹[ジュモッ]」
韓国人は昔、拳を樹木で鍛えていた!?
こんぶパンはテコンドーをしているので、テコンドーの先生やテコンドーをしていたおじさん(おじいさん)と話すことがたくさんあります。
すると…
他にも、とにかく何でも壁でも床でも鍛えられるものがあれば、拳でなぐって強くしていたそうです(人によって色々)。
最近は、テコンドーではプラスチックの木の板のようなものを拳で割ったり(というより、パカッと力を入れると割れる仕組み)、ミットのようなものを使って、けしからんではないですが、昔は違ったという話をされます。
北朝鮮では今も拳を樹木で鍛える?!
こんぶパンの脱北者の友達は、初めて会った時…
自分の殴りすぎて変形した拳を見せながら、「見て!僕、拳強いから!」と言ってきました。
…?
どういうことだろう…
それは、どういう意味…?
すると…
その後、脱北者の人が出ているテレビ番組を見ました。
そこでは、
なるほど!北ではケンカが強いことがかっこいいことなのかな?と思いました。
そして、脱北者の友達に聞いてみました。
すると、北ではお金とか名誉とかあったとしても、最後には自分の拳で自分や家族を守らないといけないということ。
そして、自分の拳以外で他に信じられるものはないということを教えてくれました。
だから、ケンカが強いこと、つまり拳が強いことはとても大切なことなのだそうです。
それで、ケンカをしたり、拳を鍛えたりするので手が変形するということでした。
樹木で拳はやっぱり鍛えないといけないようです(もちろん壁とか床とか人によって違いますが…)。
拳は女性も使う
とは言っても、自分は女性だし…
男の人でも、自分はケンカしないし…
拳なんて単語使わないよ!と思っている人もいると思います。
でも、けっこう使うんです。
例えば、これ!
おにぎりって、韓国語では「じゅもくパッ(주먹밥)」って言うんです。
「パッ(밥)」というのは、ご飯という意味です。
ビビンバの「バ」と同じです。前にくる文字でバになったりパになったりするのですが、同じ言葉です。
拳のご飯、つまり「おにぎり」です。
※発音「주먹밥[ジュモッパッ]」
他にも、「むすんでひらいて」という歌がありますよね?
それも、韓国語では「拳をにぎって(주먹 쥐고:ジュモク ジュィゴ)」と言います。
日本語で言うなら「グー」と言う時に、韓国語ではこの「주먹[ジュモク]」を使うイメージです。
子供に「グーしてごらん(주먹 쥐어봐:ジュモク ジュィオバ)」とか言ったり、血液検査で血をとるときに「手を握ってください(주먹 쥐세요:ジュモク ジュィセヨ)」と言ったりする時にも使われます。
※じゃんけんの「グー、チョキ、パー」は「カウィ(가위:ハサミ)、バウィ(바위:岩)、ボ(보:風呂敷)」と言います(チョキ、グー、パーの順です)。