【語呂合わせ】「ため口のかわいい丸パン」
日本語で「ため口」は韓国語で「パン丸(반말)」と言います。
丸パンがかわいく、お客さんにため口で話しかけているイメージです。
この語呂とイラストで覚えにくければ、意味から覚えてみてもいいかもしれません。
「반」は漢字で「半」、つまり半分。
そして、「말」は「言葉」という意味です。
つまり、「半分の言葉(반말)」で「ため口」です。
でも、なぜ「ため口」なんて言葉を覚えた方がいいかと言うと、韓国では言葉遣いがとても大切でよく使われる単語だからです。
ネイティブの発音
※ため口=반말[パンマル]
関連語呂
【韓国文化】韓国では赤ちゃんにも敬語
韓国では、赤ちゃんにも敬語で話しかけます。
敬語を覚えさせるためです。
大きくなったら親にも敬語を使うからです。
逆に、ため口で話すのは友だちや年下の人と話す時です。
でも、必ずしも年齢で言葉遣いが変わるわけではありません。
意外ですが年上でも仲良くなったら、「オンニ/ヌナ」とか「オッパー/ヒョン」と呼びつつ、ため口で話すこともあります。
これは日本の兄弟と同じ感覚で、お姉ちゃん・お兄ちゃんと呼びつつ、ため口で話すのと同じ感覚です。
でも、基本的には年齢で言葉遣いを使い分けます。
それは外国人に対しても同じで、敬語をきっちりと要求してきます。
特に、顔の似ている日本人や中国人が敬語を使わないと、ムっとされることも多い気がします。
ヨーロッパの方から来た友達はため口で話しても、韓国の友達はOK~という感じです。
以前、大阪に住む友達が韓国に遊びに来た時、その友達より年上の韓国人に夕食をおごってもらいました。
友達が日本語で「ありがとぉ~(大阪のイントネーション)」と言ったら、その韓国の人は日本語はしゃべれないけど挨拶くらいは知っていたため、「何でため口(반말)なの?」と間髪入れずに、韓国語で私に聞いてきました。
ん~…大阪なまりのこの感覚はどう説明していいのか…。
韓国語で言うなら「고마워요~」くらいのニュアンスだったのですが。
もちろん大阪の友達にとっては相手が外国人だったからというのも少しあったのでしょうが、決して失礼な感じではなかったです。
こんな感じで、韓国人は「ため口」か「敬語」かというところをすごく気にします。
韓国の人は相手が外国人であっても気にするので、年上の人に話すときはため口にならないように、語尾に「ㅂ니다」とか「요」をつけて話すのが無難です。
ちなみに敬語は「존댓말[ジョンデンマル]」と言います。
ネイティブの発音