エッセイ語呂 人・体

日本語「子供」→韓国語「愛(아이)」

子供は愛(아이)のかたまり

日本語で「子供」は韓国語で「(あい)(아이)」です。

子供には(あい)(아이)を…

そのままですが、子供は韓国語で「アイ(아이)」と言います。

ネイティブの発音

※子供=아이[アイ]

韓国で子供はとても可愛がられる

子供ができるまでは、韓国人って本当に怒ってばかりいると思っていました(怒り:ファ)。

ところが!

子供ができて、街に出るとみんなニコニコ笑って話しかけてくれます。

韓国人がこんなふうに、みんな笑えるということを初めて知りました。

きっと、日本でも子供ができたらそんな風に感じるかもしれません。

でも、韓国は日本よりすごいかもしれません…

子供のぱんパンを連れてバスに乗ると

すぐに誰かが立って席を譲ってくれます。

バスでも地下鉄でも、一回も立ったことはありません。

ぱんパンは今、1歳9か月ですがその間、乗り物では100%の確率で席を譲ってもらっています。

また、こんなことも…

買い物の荷物を持って地下鉄から降り、階段をのぼろうとすると、

知らないおじさんが持って地上まで荷物を持ってくれました。

また、お店で服を見ていると…

服を眺めていると、店員さんが子供の面倒を見てくれます。

でも、売りたくてそうしているわけではありません。

なぜかというと、普通、韓国では試着もしていろいろ見て、それでも買わないと態度が急変します。

でも、今までこういう状況では、子供を抱っこできてうれしかったとしか言われたことがないからです。

買わなくても笑顔で見送ってくれます。

そして、やんちゃそうな高校生も…

話しかけてくれます。

怖そうなおじさんも、あやしてくれます。

そんな毎日が当たり前だった、ある日…

ぱんパンが1歳6か月の時、東京に行きました。

東京で子供は…

ーゆりかもめに乗るとー

座るところがなく、ようやく歩き始めたばかりのぱんパンは、フラフラしながらも手すりにつかまっていました。

誰も席を譲らないことにとてもびっくりしました。

ー浅草に行くとー

床に置いてあった下駄をぱんパンが触ろうとし、それを店員さんに触らせないよう言われました。

韓国なら店員さんが子供に直接話しかけたり、あやしたりするのでこれまたびっくり。

日本では母親だけが育児をする人という感じになっているんだと思いました。

そして・・・

ー蕎麦屋さんでー

隣の席に若いカップルが座っていました。

女の人が、こう話し始めました。

妊婦さんや子連れが電車で席を譲ってオーラを出すのが嫌だと…

そして、そういう人には絶対譲らない!と…

あまりの衝撃的な発言に耳を疑いました。

日本と韓国の愛の違い

韓国では日本人の電車の乗り方がとてもステキだと褒めています。

それは、韓国では地下鉄のドアが開くと、我れ先にと争いながら座るからです。

ー韓国の地下鉄の乗車風景ー

乗り込んだ後は…すぐに席へダッシュ!

韓国のテレビで、日本では「電車に乗るということ自体が、立つこともあるということを受け入れて乗っている」から、席を取り合ったりしない。そして、それは見習うべきと言っていました。

ー日本の電車内(立っている人も立ってて普通な感じ)-

韓国人の頭の中では「地下鉄=絶対座ってやる!もの」だからです。

夫のわかパンも納得していました。

また、韓国人の友達も日本旅行で、電車で早く乗ろうとしてるのが自分だけで恥ずかしかったと言っていました。

ただ、韓国では我れ先にと座りはしますが、明らかに座ったほうがいいだろう人たちには席を譲ります。お年寄りはもちろん、妊婦さんや子連れなどにはすぐに席を譲ります。

半強制的な雰囲気が漂っていることもありますが、それが当たり前の習慣になっています。

実はこんぶパンは、ぱんパンが生まれる前に東京に行ったことがあります。

その時、日本人の友達と電車に乗りました。

しばらくして、おばあちゃんが乗ってきました。

すぐに席を譲ると、電車を降りた後、日本人の友達から聞かれました。

「こんぶパンは席譲りそうと思ったけど、本当に譲ったね。日本では自分は年寄りじゃないって言う人もいるから、あまり譲らないけど、なんで席譲ったの?」と聞かれました。

それは条件反射…だったのですが、それよりも「なぜ断られることが席を譲らない理由」になるのか理解できませんでした。

そして、こんぶパンの頭の中を整理してみると…

日本人が電車に乗るとき、立つ可能性があることも含めて電車に乗るという選択をするように…

韓国人も席を譲るとき、断られる可能性があることも含めて、譲ると言っていることに気づきました。

つまり、友達の質問は、「立つ可能性もあるのに、なんで電車に乗るの?」と言われているような感覚です。

その時はその時で立てばいいと思うように、断られたり怒らたりしても、それはそれでいいということです。

座るために電車に乗るのではなく、移動するために乗るように…

受け入れてもらうために席を譲るのではなく、思いやるために譲っているのです。

知らなかった愛

実は、こんぶパンはこんなことを言いながらも、妊婦さんや子連れには全く理解のないパンでした。

それは、仕事が好きで仕事ばかりしていたし、

結婚も30過ぎて遅くしたし…

子供も30半ばでできたので…

それまで、なぜ妊婦さんに席を譲らないといけないのか、子連れだと大変なのか全くわかりませんでした。

そのため、蕎麦屋のカップルが言っていた言葉の意味や気持ちも、驚きはしましたがとてもよくわかります。

例えば、妊婦さんはなぜ席を譲ってほしいのか、こんぶパンは妊娠するまでわかりませんでした。

ただ、楽に座って乗って行きたいだけだと思っていました。

2年前、お腹にぱんパンがいた時、地下鉄に乗って立っているとお腹が固くなっていきました。


そして、こう思いました。子供が苦しがってるんだな~、子供のために座りたいな~。と…。

こんぶパンはテコンドーもしていたし、体力は抜群にあります。

妊娠してても地下鉄で座らないくらい、何てことありません(こんぶパンは)。

でも、お腹が固くなっていくと、流産するかもしれないし、子供も苦しがっているということなので座らなきゃと思っていました。

でも、お腹が大きくないこんぶパンは、妊娠になかなか気づいてもらえませんでした(韓国でもお腹の出始める前の妊婦さんは目立たないので、席を譲ってもらうのは難しいです)。

妊婦さんが座りたいのは、自分が楽をしたいからではなく、子供を守りたいからです。

子供は(あい)(아이)だからです。

席を譲ってオーラは、子供を守りたいオーラなのです。

なので、譲ってあげましょう。

韓国ではあまり褒めようとか思うことはないのですが、お世辞抜きでこういうところは本当にすごいなと思います。

韓国語で子供が(あい)(아이)なのも納得です。

日本の電車の乗り方と、韓国の席の譲り方を合わせたら、両国とも愛(아이:子供)がいっぱいになると思います。

こんぶパン

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