日本語で「あまい♡」は韓国語で「だるだるハダ(달달하다)」と言います。
【覚え方】語呂合わせ「だるだるな時はあまいものが食べたくなる」
甘いものっていつ食べたくなりますか?
だるだるな時ですよね。
本当は「하다[ハダ]」がつくのですが、「달달(ダルダル)」の部分だけで語呂を作りました。
【使い方】甘い(달다)とあまい♡(달달하다)
ちなみに、「あまい♡」とハートがついているのは、「甘い」には「달다[タルダ]」という単語がありますが、それとは区別するためです。
「甘い=달다[タルダ]」はシンプルに一般的に使われる「甘い」という意味です。
今回の「달달하다[ダルダルハダ]」は「ほどよく甘い」とか「おいしい甘さ」とか、日本語では訳しにくい「甘い」という意味です。
イラストのように会社などで疲れたとき、「なんか甘いもの食べたいな~」と言う時、よく使います。
ネイティブの発音
※甘い=달다[タルダ]
関連語呂
【発音】ㅎの丸の中にパッチムが入り込む【ㅎの激音化と弱音化の仕組み】
実際の発音は「ダルダルハダ」ではなく、「ダラダラダ」とよく言います。
というのも、「달달하다」が「달다라다」と、ㄹパッチムがㅎの丸の中に入り込むからです。
ハングルは丸の中に入り込む
なぜ入り込むかというと、「ㅎ」というハングルに丸があるからです。
ハングルは丸があるところに、パッチムが入り込むという性質があります。
実は、この「ㅎ」の丸は喉の形から作られた文字です。
喉から息が出ているので、その形を表しています。
ハングルの「ㅇ」も同じです。
だから、実は「ㅇ」と「ㅎ」はとっても近い音です。
そして、ルールもとても似ています。
「ㅎ」もパッチムが入り込みます。
※한국어[ハングゴ]=韓国語
ㅎの丸の中にもパッチムが入る【ㅎの激音化と弱音化】
パッチムが入り込んで、激音にできる音なら激音化と言い、パッチムが入り込んで、激音にしたくてもできない音なら弱音化と言います。
ㅎの激音化 | ㅎの弱音化 |
発音:국화[クッカ]=菊 | 発音:전화[チョヌァ]=電話 |
なぜ「ㅎ」の丸に入り込むと激音になるかというと、「ㅎ」の丸の上にくっついているものに理由があります。
「ㅇ」の場合は単純に入り込むだけです(連音化)。
でも、「ㅎ」には頭になんかついていますね。
これは喉から出る息が強いという意味です。
「ㅇ」より「ㅎ」が喉から強い息がでているから、画数が増えています。
だから、イメージ的にはこんな感じです。
ㅎの激音化の仕組み
ㄱにはㅋという激音があるので、強くなって「激音化」と言います。
ㅎの弱音化の仕組み
逆に…
でも、激音になろうとがんばって「ㄴ」を強く言おうとします。
「な」と強く言ってみてください。
すると、「な!!」となりますよね。
「な」と言った後に息がたくさん出ますよね。
その息の音が実は「ㅎ」の音です。
<ㅎの発音のコツ>
「ㅎ」は日本語の「はひふへほ」ではなく、息の音と思った方がいいです。
マラソンの時、はーはー言いますよね。
マラソンをしながら「あいうえお」と言ったら、「はあー、ひいー、ふうー、へえー、ほおー」となると思います。
それが「ㅎ」の発音です。
つまり、激音がない音は、激音にがんばってなろうとする時、息の音「ㅎ」が出てしまうんです。
そのため、「ㅎ」が少し聞こえます。
結局、「전화」は「저놔[チョヌァ]」とも聞こえるし、「전화[チョンファ]」とも聞えます。
ただ、後者の「전화[チョンファ]」と聞こえる場合、「ㄴ」を強く言った結果で聞こえる「ㅎ」の音なので、「ㅎ」の音にしては弱いです。
だから「ㅎ」が聞こえるか聞こえないかの弱くなるということで、「弱音化」と言います。
달달하다も同じで、ㄹの激音はないので、「ダルダラダ」にも「ダルダルハダ」にも聞こえます。