韓国人のお小遣いは4トン(용돈)
日本語で「お小遣い」は韓国語で「4トン(용돈)」です。
韓国人のお小遣いは4トン?!
本当?
ではないですが…
そんなに?!と思うほど多いからです。
※発音「용돈[ヨントン]」。
韓国の時給200円バイトと4トンのお小遣い
こんぶパンが2002年に初めて韓国に留学した時…
韓国人大学生の友達のバイトの時給は2000ウォン(約200円)くらいでした。
記憶では1000ウォン台(100円台)も聞いたことがあります。
とにかく安すぎて、韓国でバイトなんかできない!と思っていました。
とにかく、とっても安かったです。
そんなバイト代で何を買うのだろうと思っていましたが、韓国人の友達のお財布にはお金がいっぱい。
4トン(용돈)並みに…。
それはお小遣いをもらっているからでした。
こんぶパンはその当時、時給が安いから、仕方なく親がたくさんのお小遣いをあげているのだと思っていました。
時給が高くなってもお小遣いが4トンもあるのは勉強優先のため
その後、時給も上がっていき、2009年にこんぶパンがソウルで翻訳のバイトをしたとき、時給が5000ウォン(約500円)でした。
その当時の最低賃金は4000ウォン (約400円)でした。
最低賃金より1000ウォン高いので、これはいい方のバイト代です。
でも、物価は日本並みの物価でした。
バイト先に行って帰ってくると、交通費と食事代でほとんどお金は残りませんでした。
でも、その当時も韓国人大学生の友達のお財布の中はお金でいっぱいでした。
お小遣いをもらっているからです。
4トン(용돈)も。
そして、2018年現在最低賃金は7530ウォン(約750円)。
でも、そんな時給にも見合わずみんな大学生はやっぱりお金をもっています。
韓国では勉強に専念するために、バイトをするよりは親がお小遣いをあげて大学生活を送る学生が多いからです。
こんぶパンが韓国で大学・大学院生活をしながら感じたのは、日本人より韓国人の大学生がお小遣いも多く生活が豊かな感じです。
でも、就職したら、初任給は親に全部あげたりと、社会に出てからは親に返す感じです。
勉強優先の次は親優先へ
学生時代にもらった4トンものお小遣いは…
その後、親へとまた4トン行きます。
4トンもらって、また4トン返す仕組み…。
韓国人が結婚してよくケンカするのが、親にあげる4トンもの額のお小遣い問題です。
お正月やお盆に親に、4トンと言うと大げさですが、でも、数万円のお小遣いを渡します。
我が家は3万円から5万円です。
こんぶパンの家では夫のわかパンの親(実際には巡り巡っておばあちゃん)にはあげますが(韓国人なので)、こんぶパンの親にはあげません(日本人なので)。
韓国ではその金額や、奥さんの親にあげるあげないなど、いろんな問題でケンカになります。
こんぶパンは全く気にしないので、片方だけあげるだけでよくてラッキーと思っていますが。
このお小遣い制度は、家計に4トンより重くのしかかるのでした。
時給も上がってきたので、どうにか4トンサイクルを切ってほしいものですが…。
学歴社会に親世代の年金問題、儒教の親孝行しなくちゃ!な考え方など…様々な問題がからんでなかなか抜け出せないようです。