単語によってはこんぶパンの語呂が覚えにくいものや、自分で作りたいと思う人もいると思います。
そんな時は、このページを見て語呂を作り直したり、自分だけの語呂を作ってみてください。
こんぶパンの語呂の秘密
語呂を作る時には必ず「理由」を入れてください!
それだけで覚えやすい語呂になります。
語呂には理由を入れる!
覚えやすい語呂を作るためには「理由」を入れることが大事です。
「理由」というのは、なぜその語呂になるのか?ということです。
この「理由」のあるなしで、語呂の質と寿命が変わります。
つまり、覚えやすい・覚えにくいはもちろん、思い出しやすい・思い出しにくいの違いにもなります。
こんぶパンの語呂の作り方
3ステップで語呂は作れます。
①覚えたい単語が出てくる
まず、韓国語を勉強している時に、覚えたいと思う単語が出てきます。
今は「りんご」を覚えたい単語とします。
韓国語で「사과[サガ]」です。
正確な発音は「サグァ」ですが、ここでは説明をわかりやすく「サガ」にします。
②語呂を作る
次に、語呂を作ります。
日本人なら「サガ」と聞けば、すぐに思いつくのが「佐賀」だと思います。
そこで、「りんごは佐賀がうまい!」という語呂を作ったとします(「佐賀のりんご」でも何でもいいです)。
そして、一見これで良さそうです。
でも、これだけでは言葉と言葉を組み合わせて文章を作っただけです。
実は、これではその時はよくても、後で思い出せない、覚えにくい語呂になる可能性があります。
そのため、こんぶパンは、もうひとつの工程を経て、語呂を作っています。
③理由を入れる
実は、語呂というのは下の③のように「なぜ、りんごは佐賀なのか?」という、なぜに答えられる「理由」を入れないと覚えにくくなります。
たとえば、「日本一りんごがおいしい県は佐賀県だから」とか、「佐賀には誰も知らないけれど、日本一おいしいりんごを栽培している農家があるから」などという理由です。
これは今、適当に考えましたが、本当は実際にそうである必要があります。
実際にこういう事実があれば、とても覚えやすい語呂になります。
もし、「りんご」を意味する韓国語が「아오모리[アオモリ]」なんて発音なら、日本人は一発で覚えられますよね。
それは、「りんごと言えば青森」「日本でりんごは青森が一番たくさん作ってるから」というのが「理由」にあるからです。
ただ、残念なことに、りんごは「アオモリ」ではなく、「サガ」なので…
たぶん、「りんごは佐賀がうまい!」という語呂は、佐賀出身の人は覚えやすいと思います。
「小さい頃、佐賀の実家で食べたりんごが一番おいしかった」など「理由」があると思うからです。
もしくは、自分が佐賀出身でなくても、「佐賀の親戚がりんごが好きでいつも食べていた」とかいう「理由」がある人でも覚えやすくなります。
「会社の佐賀出身の同僚のお弁当にはいつもりんごが入っていた」という「理由」がある人も覚えやすいですね。
「理由」というのは日本人みんなが知っている理由でなくてもいいんです。
自分だけが覚えるための語呂なら、自分だけがわかる「理由」でいいんです。
そして「理由」に合わせて、語呂を「りんごは佐賀がうまい!」ではなく、「りんごが好きな佐賀のおじいちゃん」とか、「りんごが好きな佐賀の友達」のよう変えれば、すぐに覚えられます。
もし、こういった「理由」がない場合、「りんご」と「佐賀」を組み合わせて作った語呂は、覚えにくい語呂になります。
④理由がない場合の3つの対処法
それじゃあ、「理由」がない場合はどうしたらいいんだ!と思いますよね。
こんぶパンのサイトの語呂にも「理由」がないものが実はあります。
どう考えても「理由」がみつからない場合は、3つの方法があります。
①インパクトやおもしろさがあれば、理由なしでOK
もし、語呂自体にインパクトや面白さがあれば「理由」がなくても覚えられるので、そのままでOKです。
下ネタなどがその代表例です。
また、語呂自体(文章自体)にインパクトや面白さがなくても、イラストでそれをカバーできればそれでもOKです(イラストを描ける、もしくは描く!という人に限られますが)。
②語呂を変える
インパクトやおもしろさがなければ、語呂を変えます。
語呂を変えるというのは、「佐賀」ではなく「性(さが)」にするとか「差が」にするとか言うことですが、他にも方法やコツがあります(※下の語呂を作るコツを参考)。
ただ、語呂を変えても「理由」がつけれない場合は…
そのまま「理由」のない語呂で覚えるか、もしくは最終手段が残っています。
③理由を作る
最終手段と言うのは、「理由」がなければ、作ってしまえばいいのです。
たとえば、
「太極旗(韓国の国旗)」は「태극기[テグッキ]」と言います。
これを語呂で「太極旗の手作りクッキー、手グッキー」なんてのを思いついたとします。
でも、「理由」になる「太極旗はなぜ手作りクッキーなのか?」の答えなんて、ないです。
韓国で国旗のクッキー作る文化でもあれば良かったのですが…。
そのため、「理由」作りのため、
実際に作りました。
理由がみつからなければ、理由を作っちゃいましょう!
「理由」というのは、つまり「事実」です。
「経験」です。
ただ、たった一つの単語を覚えるためにクッキーなんて焼けないと思うので、こんぶパンがやった経験を見てもOKです。
そのためにこんぶパンのサイトがあります!
ということで、3つ目は実際に「理由」を自分で作るか、こんぶパンのサイトで見る、ことです。
ただ、これは誰でもできることではないと思うので、最終手段です。
留学して語学が上達するのは、その単語、単語にそれぞれの経験が入っているからです。
でも、留学しなくても頭の中で過去の思い出から引っ張り出して、語呂の中に入れてしまえば、留学しなくてもすぐに覚えることができちゃいます。
語呂を作るコツ
語呂を作るのが得意な人がいる一方で、うまくできないという人もいますよね。
こんぶパンも韓国で語呂で日本語を教えてましたが、作るのがうまい人はササっと作っちゃいます。
でも、なかなか作れない人もいます。
また、作るのがうまい人でも、作りにくい単語が出てくることがあります。
そんな人やそんな時に役立つ、語呂作りのコツをお教えします。
【語呂作りに役立つアイテム】
すぐには思いつかない時は、まずは頭を使わなくてもいい、楽にできるアイテムから使ってみましょう。
名付けて「語呂の5つ道具」です。
そもそも、その単語の発音がわからない時はこちらを参考にしてください。
・日韓在住の人が作った韓国語辞書
・ネイティブの発音を聞ける韓国語辞書
①変換ミス
スマホを取り出して、韓国語の発音をそのまま打ってみましょう。変換ボタンを押して何と日本語で変換されるのか見てみましょう。
②検索
韓国語の発音の一部や全部を検索してみましょう。変換ミスとは違う、別の日本語の意味が出てくる時があります。それをヒントに語呂を作ってみましょう。
③音声検索
スマホに話しかけましょう。日本語で何か別の発音に聴き取ってくれるかもしれません。
④ことばサーチ
○から始まる言葉や○から終わる言葉など、条件付きで言葉を検索できます。
⑤人に聞く
・韓国語を知っている人に聞く
すでにその人自身が語呂で覚えている可能性があるので、聞いてみましょう。
・韓国語を知らない人に聞く
韓国語を知らないまっさらな人に聞くと意外な聞こえ方をするので、ぜひ聞いてみましょう。
・語呂を作るのが得意な人に聞く
色んな人に聞いていくうちに、語呂を作るのが得意な人に会えるときがあります。本人は気づいてない時もあります。
こんぶパンの近くにもいて、勝手に「語呂メイト」と心の中で呼んで、時に頼りにしています。
そんな身近に隠れている語呂メイトを探してみてはいかがでしょうか?
【語呂が思い浮かばない時のコツ】
語呂が思い浮かばない時は、日本語を変える方法と韓国語を変える方法があります。
①日本語を別の意味にする
りんごは「사과[サガ]」ですが、「佐賀」ではなく「性(さが)」や「差が」、もしくは「さぐぁ」などにすることです。
こんぶパンが「サガ」にしたのは説明のしやすさもありますが、本来の発音である「サグァ」は早く発音されると「サガ」に聞こえるからです。
でも、作りやすいのなら「サグァ」で作ってもOKです。
発音の正確さももちろん大事ですが、それにこだわって全く覚えられないよりは、少しでも覚えらえる、思い出せるようにすることを優先させるためです。
ただ、その時は発音をきちんと確認するのも大切です(※語呂の種類を参考)。
②韓国語を単語ではなく、長くする
・助詞をつける:「りんご」ではなく「りんごが」にする
・単語をつける:「りんご」ではなく「青りんご」にする
・文章にする:「おいしいりんご」のように
③韓国語の前の音だけで作る
テストで、前の1文字でもわかれば思い出せるのに…と思いながら、あいうえお…とやったことありませんか?
3文字の単語の最初の2文字などだけで作ってもOKです。
④韓国語の覚えにくいところだけで作る
ある程度、単語量が増えると、ある部分だけ覚えられないということがあります。
その場合、その部分だけを語呂にしてもいいです。
・学校は知っているけど、小学校はわからない時は、「小」の部分だけ覚える
・하다を取って覚える
⑤作りにくい韓国語の発音ネタ集
・ㅈはチャ、ヂャ、ジャで考える
・하다は「肌」、「派だ」などで作る
⑥感嘆詞はなるべく避ける
あ、
そ、
などです。
使うしかない時は、反対の言葉などとセットにすると覚えやすくなります。
【理由が思いつかない時のコツ】
①イメージを見る
インターネットのイメージで検索して眺めていると、思いつくことがあります。
②その場に行く
③セットにする(シリーズ化する)
【語呂が逆転した時のコツ】
語呂って作ってみると、あとで「あれ?」どっちがどっちだっけ?となることがあります。
例えば…
「ミネラルウォーター」は「생수[センス]」ですが…
こんな感じですね。
「潜水してミネラルウォーターを取ってきた」のような語呂を作ったとします。
でも、実際にこんぶパンが最初に描いた語呂は…
これです。
違いがわかりますか?
下の絵だと、日本語で「潜水」が韓国語で「ミネラルウォーター」なのかと、逆に考えてしまう可能性があります。
自分は絵を描くつもりないから関係ないと思われるかもしれませんが、どちらを覚えようとしているのか、しっかり意識するというのが大事という意味です。
そのために、語呂は前に日本語、後ろに韓国語の順番で作った方がこんがらなくなります。
「ミネラルウォーターを潜水して取ってくる」〇
「潜水してミネラルウォーターを取ってくる」△
ただ、覚えやすいのが一番なので、覚えやすければ文章の順番はどちらでもいいです。
ちなみに、こんぶパンは間違える可能性があると思ったので、ミネラルウォーターのパッケージに潜水している絵を入れました。
【パッと思いつく語呂をより覚えやすくするコツ】
語呂が苦手であっても、パッと思いつく語呂ってあると思います。
たとえば、「ワニ」は「악어[アゴ]」ですが、日本人なら「ワニの顎」とすぐに思い浮かぶと思います。
こういうのは、語呂の得意、不得意に関係なく誰でも思いついちゃいますよね。
それでも語呂に慣れていないと、漠然と「ワニ、顎…」と考えています。
せっかく思いついた語呂ですから、120%語呂の威力を発揮させるためには「理由」も一緒に考えることがポイントです。
「なぜワニは顎なのか?」です。
「ワニは他の動物に比べて顎が強いから」(イメージとしてそんなイメージありますよね?)という風にです。
こう1回確認することで、より思い出しやすい語呂になります。